おしらせ
(14.19/18)
9/24発売!!
『実際にあった怖い話/11月号』
(大都社)
「江戸奇怪談」其の六
「謎の患者」
漫画/未浩
こぼればなし
(14.19/18)
「江戸奇怪談」其の六
「謎の患者(なぞのかんじゃ)」
(実際にあった怖い話/11月号)’14
現代の怪奇「都市伝説」は、
江戸の昔にすでに、
語られていた‥?!を、
コンセプトに、
描いていくシリーズ。
江戸時代の医者は、
現代のような免許制度なく、
医術の心得がなくとも、
医者になろうと思えば、
誰でもなることができた。
それだけ医術が、
信頼されていなかった‥
裏返しでもある。
また、宗教的なものが、
原因と考える迷信も残り、
病気祈祷のための、
神頼みや厄払い、
御札を用いる習慣もあった。
現代の薬局にあたる薬種問屋で、
売っている薬を、
用いることもあるが、
医者が病状に合わせて、
処方した薬草を煎じ薬、
貼り薬や塗り薬として用いた。
医者以外でも、
簡単な怪我や病気なら‥
昔からの言い伝えに基づき、
自生している薬草で、
治していたという。
江戸時代「死神」の解釈は、
西洋の神話のような死神とは、
異なるとする考えもあり、
仏教には無神論に、
立っているために、
「死神」の概念はない、
とする見方さえもある。
そうすると‥
その頃の医学への不信感や、
未知なる病気への恐れ、
死への恐怖が
「死神」「骨こぶり」などの、
民間伝承に、
つながったのかもしれない。