「うばすて」

姥捨は史実ではなかったとされるが‥おしらせ
(15.09/20)

9/24発売!!
『実際にあった怖い話/11月号』
「江戸奇怪談」其の十二
「うばすて」
漫画/未浩
( お近くの書店にて)

こぼればなし
(15.09/20)

「江戸奇怪談」其の十二
「うばすて」
(実際にあった怖い話/11月号)’15
現代の怪奇「都市伝説」は、
江戸の昔にすでに、
語られていた‥?!を、
コンセプトに、
描いていくシリーズ。

「姥捨て」
の史実はなかったと、
されているのが‥
今日の解釈のようです。
しかし‥
史実に描かれていることが‥
現実である。
とは、言い切れないでしょう。
現代でも少子高齢化は、
深刻な問題です。
日本が老人に対して、
優しい国かというと、
首を傾げてしまう事例が、
後を絶ちません。
裕福の老人にはいい国、
かもしれませんが‥
貧しい者達にはどうでしょう?
江戸時代は飢饉や自然災害が、
多かったと言われています。
そのような状況で当時、
子沢山の貧しい一家が、
生き延びることは、
難しかったでしょう。
口減しのため‥
赤ん坊や高齢者が犠牲になった、
事例がなかったとは‥
とても思えません。
私の両親も漏れなく高齢です。
他人事とは思えない気持ちで、
「うばすて」を描きました。
いずれ、誰しもが‥
老いてゆきます‥
この漫画を見て少しでも、
日本の現状を、
見つめてみてはいかがでしょう?
ただ悲惨な漫画ではありません。
切なくあたたかい奇怪談に、
仕上がりました。
「うばすて」
ぜひ、ご覧ください。