「からくり人形」

おしらせ
(14.05/17)

5/24発売!!
『実際にあった怖い話/7月号』
(大都社)
「江戸奇怪談」其の参
「からくり人形」
漫画/未浩

こぼればなし
(14.05/17)

「江戸奇怪談」其の四
「からくり人形」
(実際にあった怖い話/7月号)’14
現代の怪奇「都市伝説」は、
江戸の昔にすでに、
語られていた‥?!を、
コンセプトに、
描いていくシリーズ。

「からくり人形」は、
江戸時代「生けるがごとし」
と評され、
人々の驚嘆と感動を誘い、
あっという間に、
人気者になったと言われています。
静止した人形が自動で動く、
人形へと変化したもの‥
現在の最先端技術である、
ロボットの元祖と、
なるものでしょう。
古い文献には神は自分に似せて、
人を創ったそうです。
同じように 人は自分に似せて、
人形を作ったのでしょう。
人形をあやつる目的は、
神意を知る為で‥
人形は神が宿る神体として、
扱われたのです。
すると‥
からくり人形に魂が宿り、
不思議な現象を巻き起こす‥
江戸の人達が、
そう考えてしまうのも、
無理からぬ事かもしれません。

日本にはものに魂が宿る‥
という考え方があります。
骨董市やボロ市の歴史は、
400年もの長きに渡る文化です。
これも、全てのものに神が宿り、
物を大切にする日本の宗教観や、
道徳教育の賜物でしょう。
現代も、「蚤の市」
「フリーマーケット」は、
日本のみならず、
世界各国でみられます。
その中に、強い念の入った物が‥
それを買った人々に、
災いをもたらしたとしたら‥
そんなことが‥全くないと、
言い切れるでしょうか‥?
現代でも、
たくさんの怪奇都市伝説の、
テーマとして描かれ続けていた、
『人形』
それを江戸に置き換えた、
奇怪談です。